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radio blog for over 13 years old

これもラジオと呼ばれるわけですね。

とりあえずアップルの目玉だそうですが。


日本版のスタートについてはまるでアナウンスがないのですが、以前も書いたように、ラジオ的なサービスがラジオと呼ばれてしまう昨今、それこそ10代にとって地上波ラジオのナビゲーターやパーソナリティの喋り、レコメンコメントといった属人性がどの程度有効なのか、ウザくないのか、しばらく様子を見たいと思います。

悪趣味だ、という話。

DJポリスだかなんだか知りませんが、海外からこんなニュースが。


これは不味いんじゃないですかね。少なくとも美味しいグルメ話ではないと思いますよ。

事件についてはこちら。

この後、偽電話を取り次いだ看護師が…

こういった悲劇が生まれるとシャレが洒落にならないと言われてしまうんですが、そもそも自殺者が出ようが出まいが、他国民を巻き添えにしてのイタズラなど公共の電波でやるこっちゃないでしょう、というビターな味覚に苛まれるわけです。

無論、プレゼンターとやらの「1度犯した間違いを永遠に責めるべきではない」というコメントの趣旨は非常によくわかりますし、死亡者まで出した事件をやらかしたこの新米DJには、公共の電波を預かる立場として、今後めげることなく真摯に活動してほしいと願ってやみません。

ただ、責めるべきではないけど、褒めるべきでもないだろうこの時期に、とも思うんですよ。物事と恩赦にはタイミングというものがあるだろと。とりあえずフルカウントまで待てよベンちゃんと。

通信相が漏らした「悪趣味だ」という言葉が、現時点でのベストMCじゃないかと思いました。

甘酸っぱい思い出と理想郷。

こんなニュースが。

琉球新報)

この記事を読むと、懐かしくもありちょっと胸がイタくなるのですが。

記事で取り上げられている番組のハッシュタグをかなり以前まで辿って見たんですが、全くdisる内容もなく見事なまでの理想郷でした。
そして内容もローカルならでは。
僕がツイッターを始めた頃を思い出しますよ、ええ。

SNSはそもそも地域制限があるわけでもないので、僕が担当していてわりと成功しているのは、USTREAMも併用した全国向けな番組です。
この沖縄の例であれば、ローカル番組でツイッター導入してる意義も充分ありそうです。
何より送り手にとって、モチベーションの上がる内容ですし。
それに引き換(以下は皆さんの想像にお任せいたします。今日はここまで)

レコメンドという文化。

こんなニュースがあって。


それで思い出した記事です。ひと月ほど前の記事で恐縮ですが。

パーソナライズドラジオの本命は本気です!:「音楽聴き放題ラジオ:FaRao」:放送と通信の地殻変動 - CNET Japan

人によっては「音楽聴き放題サービスのどこがラジオやねん」と怒り出しそうですが、権利関係に係る手数料を抑えるためラジオと同じ「事前に楽曲名やアーティスト名を知らせない」方策をとったので、自ずと選曲がラジオ的になったということなんですね。

ただ記事には、日本ではアーティスト中心で検索せざるを得ないというのにちょいと引っかかりが。

海外の事情に疎いので、Pandoraについてもあれこれ言う資格はないんですが、少なくとも日本の地上波ラジオにおいてはパーソナリティやナビゲーターと呼ばれる人たちのレコメンドがひとつの売りです。
アーティスト起点で検索し、どうやって未知のアーティストの楽曲に行き当たるか気になるところです。フリー版を見る限り、ジャンルも予想以上にざっくりした感じでしたし。

パーソナリティのレコメンドを補填するのは、どうやらSNSの属人性になりそうですが、フォローしている人が強力なナビゲーターになり得るか、この日本でどのように根付くか、興味津々です。

僕はドライで天邪鬼なところがあるので。

念のために書いておくと、拙ブログのエントリーを書く時は、現在進行形のラジオファンのことは考えないようにしています。

一概にラジオファンと言っても、局についてるファン、特定の番組についてるファン、女子アナたまらんというファン、遠距離受信に燃えるマニア、ラジオ受信機のコレクターの皆さんなど、様々な方がいらっしゃいます。あるいは他メディアに比べて送り手に意見が届きやすいことで、発信の代行メディアとして活用する向きもあるかもしれません。
この辺りがテレビとは違う、奥深いところではありますが。

正直なところ、そんな広大な幅の中で書きたいことをフォーカスできる筈もないわけで、仮に念頭に入れることがあるとすれば「今のラジオそのものがニッチであることを何卒ご理解いただきたい」というところでしょうか。

僕の今の関心は、今さらラジオをどうメジャー化させるか、などという理想論ではなく、ラジオから離れたところに点在するニッチを融合していくことです。

そんなわけで、また何かしら書き殴りますので、よろしくお願いします。

投稿が読まれる確率を上げるためには。

まあ、投稿をいただいてもスタッフが読めない、あるいは読まない、あるいはブースに入れないことがあるわけですが、それにはそれなりの理由があるわけです。
きっと理解していただけてないよな、そりゃそうだわな、オンエアでそんな手解きをできるわきゃねぇもんな、との鎮魂の思いでツイートに書き殴ったものを掲載しておきます。南無。


「前よりいい」というのも褒めてるつもりで、前のスタッフは傷つくんだよね。

「常連だらけになる」って意見も、一方では仕方ないかなと。名前見ないで選んでも結局ツボを押さえてる人が残る。
理想は自己紹介はそこそこにして(なくても良い)、要点は200字くらいで。「面白い」だけじゃなくて、だから自分がどうした、どうなったとか。


あとプリントした時、一番言いたいことがわかりやすく書かれていることかな。
改行入れてあるとベスト。絵文字はプリントで文字化けするので使わない、とかもろもろ。

ちなみにいわゆる常連に関しては、同じ人が同じ番組で何度も読まれないよう気をつけてるスタッフもいるよ。

一番のポイントは仮にそのメールが他人から自分に向けられた時に「なるほどなるほど。で?」ってリアクションにならないかどうか。ここが一番難しいと思うんだけど。


あ。あと大事なこと。
「話は変わりますが」「そう言えば」で別の話を始める時は、別のメールにした方が良いです。
本題がやたら長文なので読み飛ばしてたら、最後の付け足しの方が面白かったというケースも多々あるので。


それから生放送中、メールの選別をするスタッフはオンエア作業をしながら数十枚のメールやファックスを読んでいることをイメージしておくといいかなぁ。
これが一番重要。
長文になればなるほど、読みづらければ読みづらいほど後回しにされる確率が大。


常連ウンヌンの話、僕個人に限って言えば内容が面白いかどうかなので、結果的に同じラジオネームが続くこともあるし、気付いたらブース投入前にチラ見してセーブするってところかな。
あとリアルに顔見知りかどうかは、まるで関係ないです。ホントに内容次第。

ちなみに、僕は馴れ合いが好きではないので、最後に書いたのが一番訴えたいことであったりします。
だから僕と仲良くなっても、そんなにお得感はないと思います。悪しからず。

「災害とラジオ」ですかぁ。

こんなニュースが。


よく言われる話ですが、特に阪神淡路大震災後からコンコンと言われておるわけですが、災害時にはラジオが大活躍すると。

1995年からしばらくは関西局の経験を踏まえ、即時的なライフライン情報はもちろん、パーソナリティが声で伝える心理的効用まで含め、ラジオのソフトに対する礼賛が巻き起こっていたわけです。

僕自身すでにこの業界に巣食っていたのと「次は東海地方だ」と言われていたこともあり、いったい自分たちはどうしたらよいのか、何を放送すればよいのかを真剣に考えていました。

奇しくもこの頃にはラジオの経営的な衰退が始まっていたんですが、この「災害とラジオ」にまつわる話題は、業界の右肩下がりを食い止めるための切り札、というか御題目として活用されていたように思います。
とにかく「災害時にはラジオ」だと。

悲しいくらいトピックがなかったので止むを得ないんですが、正直なところ、そもそもラジオは聴き続けていただかないと、非常時にホッとできる余地もないんじゃないかと。つまりは順序が逆なんじゃないかと。そう思うようになった次第です。

そして、その絶大なるPR効果は、東日本大震災の直後にこんな形で現れました。


この時には、万一の備えとしてハードのラジオに注目が集まりました。僕も家電量販店のラジオコーナーが、店を畳む断末魔のコンビニみたいに、何にもなくなっている光景を目にしました。

よかったねぇ。とにかく「災害時にはラジオ」ですよ。みんなラジオの有用性に気付いてくれたんだぁ、わーいわーい、と喜んでる場合じゃないですよ奥さん。だって逆に言えば、それだけラジオが常備されてない証明になっちゃったわけですから。

それにですね、こうして東日本大震災を機に購入されたラジオ、おそらくほとんどが非常用持ち出し袋の奥底で安眠されていると思うんですよ。

非常時の定番食品・カンパンは、そうそう日常的に食すことはありませんし、開封したとしても「ま、消費期限直前だし」という類のものではないでしょうか。
ラジオ、特に手回し充電ラジオに至っては、いつでも使えることが前提の商品ですので、通電チェック以外顧みられることもないでしょう。ちょっと悲しい。袋の中で陽の光も浴びることなく、もしかしたら手回しハンドルが缶詰の重みで捻じ曲がっている子だっているかもしれない。そんな人生は嫌だコーナー。

なんだか酒でも飲みたい、そんな気分なんですが奥さん。

そろそろソフトとしてのラジオの効用を叫び直さないといけないのでしょうかね。